こんにちは、ポワロです。
2022年2月に北京冬季オリンピックが行われます。
先日、カーリング女子日本代表決定戦が行われていましたが、日本のカーリング競技レベルは世界的にみてどのレベルなのか疑問に思いました。
今回は、日本のカーリング競技について調べてみました。
カーリング女子日本代表のレベルはアップしているのか?
日本国内でのカーリング競技レベルは上がってきています。
1998年の長野オリンピックのときには、今とは違って国内の有力選手をかき集めて代表チームを作っていました。
女子では、2000年代はチーム青森が日本代表みたいになっていました。
2010年代になると、中部電力、北海道銀行などの企業チームができ、選手が給料をもらいながら競技に集中できるようになりました。
ロコ・ソラーレのように企業スポンサーやプロツアーの賞金などで活動している選手中心のチームもできてきました。
また、カーリングの競技人生は長く、30代、40代でもトップレベルで活躍する選手も多いようです。
結構頭脳プレー的要素もある競技なので、経験の積み重ねも競技レベル向上に寄与しているかもしれませんね。
ところで、カーリングではオリンピックの日本代表チームをどのように選んでいるのでしょうか?
今回の北京冬季オリンピックの日本代表チームについては、日本カーリング協会が前年度、前々年度の日本選手権を連覇したチームを日本代表とすると決めていました。
しかし、2021年は北海道銀行、2020年はロコ・ソラーレが優勝したため、両チームで代表決定戦を行い、先に3勝したロコ・ソラーレが日本代表チームに選ばれました。
サッカー、バレーボール、卓球等の種目では日本代表はいろいろなチームに所属している選手の中から選ばれた選手が集まって日本代表チームを作るのに対して、カーリングではバドミントンのダブルスみたいに、もともとのチーム単位で日本代表チームを作っているのが面白いと思います。
カーリングという競技は、個人の技量だけでなく、チーム全体での頭脳戦の要素も大きい競技なので、日頃一緒にプレイしているチーム単位で選抜するということなのでしょう。
個人的には、北海道銀行の吉村沙也香選手が美人なので、出場してほしい気持ちもあるのですが、混合チームではダメなのだと思います。
カーリング混合日本代表はどのレベル?
カーリング混合ダブルスは前回のオリンピック平昌大会から採用された種目で、日本は出場権を獲得できませんでした。
この種目でも2020年と2021年の2年連続で日本選手権を制覇したペアがいなかったため、2021年9月に日本代表決定戦が行われました。
2020年優勝の松村千秋(中部電力)、谷田康真(コンサドーレ)のペアが2021年優勝の吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)、松村雄太(コンサドーレ)ペアを3勝1敗で下しました。
松村・谷田ペアは2021年12月にオランダで行われる最終予選に出場し、残る2つの出場枠の獲得を目指します。
北京オリンピックには10チームが出場できますが、2021年5月の世界選手権で上位の8か国が既に出場権を獲得しています。
その世界選手権に日本からは吉田夕梨花、松村雄太ペアが参加し、11位でした。
カーリング日本代表は北京オリンピック2022に出場できる?
日本女子は、カーリングが正式競技になった1998年の長野オリンピックから6大会連続出場しています。
2021年5月の世界選手権で6位以内なら2022年北京オリンピック出場権が獲得できたのですが、結果は1次リーグで11位となりチャンスを逃しました。
残るは2021年12月にオランダで行われる世界最終予選で残る出場枠3つに入れるかどうかです。
残る3つの出場枠を韓国やスコットランドなどの強敵と争うことになり、非常に厳しい戦いになりそうです。
日本のカーリング競技人口は3000人程度で少なく、競技地域も限られています。
東京、大阪、名古屋などの大都市に専用施設がないと、競技人口が大幅に増えることはないでしょう。
有力選手は子供のときから経験を積んでいるので、競技人口や指導者も多くない状態では劇的にレベルが向上するのは難しいでしょう。
ロコ・ソラーレはオリンピックで銅メダルを取った実績がありますが、オリンピック種目になってカーリング競技が有名になったため、中国、韓国、ロシアなどの新加入国も増えてレベルアップしてきているので、日本が世界のレベルアップ以上にレベルアップできているかは疑問だと思います。
2021年12月のオランダでの最終予選で、カーリング日本代表の現時点でのレベルがわかるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、日本のカーリング競技のレベルが向上しているのか、カーリングが普及するための課題などについて調べてみました。
- 日本国内でのカーリング競技レベルは上がってきています。
- 2021年世界選手権で北京オリンピック出場権が獲得できなかったので、2021年12月の最終予選で出場権獲得を目指しています。
- 中国、韓国、ロシアなどの新加入国のレベルも上がっているので、厳しい戦いとなりそうです。
2022年の北京オリンピックに出場してくれればうれしいですが、各国のレベルも上がってきているので、残念な結果になってしまうかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。