こんにちは、ポワロです。
2月15日のフジテレビ「セブンルール」にAIベンチャー企業「株式会社シナモン」の社長兼CEOの平野未来(ひらの みく)さんが出演します。
平野未来さんの経営するシナモンは機械学習やディープラーニングを活用した人工知能に関連する製品を提供しています。
人工知能やAIという言葉は今では当たり前のように使われていますが、中身はよくわからないというというのが正直なところです。
今回は、平野未来さんの経歴や家族、シナモン(Cinnamon)で目指している人工知能との共生とは何か等について調べてみました。
平野未来(シナモンAI)さんの経歴や家族
平野未来さんは1984年、弁護士の父と不動産会社を経営する母の間に東京・浅草で生まれました。
お母さんが経営者だなんて、その時点で経営者への素質が十分あったのかもしれません。
子供のときから飛行機が好きで、空港でずっと飛行機を見ているような少女だったそうです。
そんなわけで、パイロットになりたかったそうですが、身長が150cmと足りなかったため断念。
それなら、飛行機やロケットを作れる人になろうと考えた平野未来さんは、お茶の水女子大学の理学部情報科学科でコンピュータサイエンスを学びました。
ちなみに、お茶の水女子大学は日本で2つしかない国立の女子大学の1つで、もう1つは奈良女子大学です。
どちらの女子大学も、もともとは女子(高等)師範学校といって、女性教員養成のために設立された学校なんです。
戦後、お茶の水女子大学となり、1950年には文教育学部、理学部、家政学部の3学部となりました。
1990年(平成2年)には、時代の流れに合わせて理学部に情報科学科が設置されました。
平野未来さんは、お茶の水女子大学から東京大学大学院に進み、修士を取得しています。
しかも大学4年と修士1年在学中の2回にわたって情報処理推進機構の「未踏ソフトウェア創造事業」に採択されているんです。
この「未踏ソフトウェア創造事業」というのは、IT系のアイデアに対して国が助成金を出す人材発掘プロジェクトです。
すでにこの時点で、平野未来さんの起業家としての才能が発揮されていたんですね。
そのときのメンバーと2006年にネイキッドテクノロジーというITベンチャーを創業しました。
そのネイキッドテクノロジーの技術と人材がスマホ対応の技術と人材を求めていたミクシィ(Mixi)の目に留まり、2011年にミクシィへ売却しました。
売却資金を元に、2012年に2社目となるシナモン(Cinnamon)をシンガポールで創業しました。
1社目では失敗した人工知能ビジネスでしたが、ようやくAI時代になって時代が追い付いてきたので、得意な人口知能ビジネスに原点回帰することになったのです。
2016年、米国人経営者と結婚し、現在は2児の母と経営者の両方をこなしているという凄い人です。
平野未来(シナモンAI)さんが目指す人工知能との共生とは?
AI(人工知能)によって人間の仕事が奪われる、というような話もよく目にしますが、平野未来さんの考えでは、人間には人工知能(AI)にはない能力があるということです。
従って、人工知能と人は共生するもの、と考えているんですね。
人工知能は休みなしで働けますので、やることが決まっていて長時間にわたって何かを最適化する作業は得意です。
将棋のプロがAIに負けるような時代になりましたから、何となくイメージはわかりますね。
その反面、AIは抽象的に考えて仮説を見つける作業(仮説推論)は全然できないそうです。
仮説推論(abduction アブダクション)の能力としては、クリエイティブ、ホスピタリティ、マネジメント、イノベーション、エクスパータイズ(専門知識)といったものだそうです。
とはいえ、こういった仮説推論の能力を高めていかないで、決められたことだけをやっていくような人はAIに仕事を奪われるのかもしれませんね。
また、平野未来さんはAIの真価をコスト削減ではなく、成長戦略と捉える発想の転換が必要と考えています。
AIが得意な作業はAIに任せ、人間はAIにできない仕事に集中することで、新しいサービスやプロダクトが生み出せるようになるのではないでしょうか。
平野未来(シナモンAI)さんの発想は天才肌
平野未来さんは一緒に仕事をしている人からは、発想の仕方が天才肌と言われているようです。
積み上げていく考え方ではなく、いきなり夢を見ることができる、というのです。
まるで神様のお告げみたいな感じで、頭の中に直感的に浮かぶのではないでしょうか。
私のような凡人には全く真似できない、というか理解できないのですが、そういう直感的な発想力で誰もやったことのないことを実現してくれそうな気がします。
まとめ
今回は、平野未来さんの経歴や家族、シナモンAIで目指している人工知能との共生とは何か等にについて調べてみました。
AIの力を上手く活かすことで、人間らしい働き方ができるようになれば素晴らしいと思います。
これまでは機械やシステムに人間が合わせるような働き方をしてきましたが、逆に機械やシステムが人間に合わせてくれるようになれば、人間が面倒な作業をしなくても欲しい結果が得られると思いますね。
会議の議事録作成なんかも、会議が終わった時点で音声や画像データからAIが自動的に作成してくれれば嬉しいと思いますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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