TBSの「情熱大陸」でアーボリストの松岡秀治さんが紹介されました。
日本では数少ないアーボリストである松岡秀治さんについて調べてみました。
松岡秀治さんの経歴
出典:https://twitter.com/treelifesupport/photo
松岡秀治さんは1972年1月23日生まれ、東京都の出身です。
東京出身なのですが、自然が大好きだそうです。
松岡秀治さんの両親は愛媛県の出身で、子供の頃夏休みに親の実家に行ってカブトムシを取ったり、川で遊んだりしたのが楽しかったんですね。
また、ドラマ「北の国から」を見て、その生活ぶりに憧れたりしたんでしょう。
そのような自然好きの松岡秀治さんは、田舎暮らしをしようと子供の頃から決めていたわけなんです。
松岡秀治さんが20代の頃、ちょうどIターンという言葉が出始めていました。
そんな時、長野県で就職面接会があったので、参加したんですね。
その結果、長野県飯田市の森林組合に就職することができたんです。
松岡秀治さんは2000年から2014年まで森林組合技能職員として勤務していましたが、
2008年からはアーボリストのトレーニングを開始しています。
2013年にJTCC(Japan Tree Climbing Championship)2013で優勝し、日本代表として世界大会に出場しました。
2014年にツリーライフサポートを立ち上げ独立し、2016年にはツリーライフサポートを法人化しています。
松岡秀治さんががアーボリストになった理由
アーボリストとは、高い木の剪定やメンテナンスを専業としている樹木のスペシャリストのことです。
アーボリストは、もともと欧米で広まった職業で、国際的な資格が必要です。
この資格は具体的には、ISA(International Society of Arboriculture)の資格のひとつなんです。
日本にはもともとなかったアーボリストは、安全基準をクリアしたツールを使ったツリークライミングで高木に登って作業をし、木を管理する仕事です。
松岡秀治さんがアーボリストになろうと思ったのは、ツリークライミングが広まれば、安全面やスキルの向上が期待でき、子供たちが将来やってみたい仕事になるかもしれないからでしょう。
松岡秀治さんは、樹木を守るために管理をする仕事としてアーボリストの重要性を広く知らせて、ツールやスキルだけでなく、心身のマネジメントの必要性についても伝えていきたいと考えているようです。
日本では木が大きくなったら切り倒すとか、邪魔な枝は切り落とすとか、人間の都合で木を扱うような傾向が強かったと思います。
これに対してアーボリストの考え方は、人間の利便性のためだけに管理するのではなく、自然を守る、樹木を守るという視点が必要ということです。
松岡秀治さんの危なかった経験
松岡秀治さんは自分自身のスキル向上に努めるとともに、いろいろな経験も踏まえてアーボリスト育成指導を続けています。
安全面に十分注意していたとしても、アーボリストが危険な仕事であることは事実です。
松岡秀治さん自身が体験した危険な経験の一例としては、木の高い所に登ったとき、目の前にハチの巣があったことだそうです。
これは、誰でも焦ってしまいますよね。
このときは、運よくハチの攻撃を受けなかったので助かったということですが、いざというときに高所からできるだけ速く降りられるようなスキルを磨いておくことも大事ですね。
まとめ
- 松岡秀治さんは東京生まれですが、自然が大好きで、田舎暮らしをしようと考えていました。そして、長野県にIターンし、森林組合に就職しました。
- 松岡秀治さんがアーボリストになろうと思ったのは、ツリークライミングが広まれば、安全面やスキルの向上が期待でき、子供たちが将来やってみたい仕事になるかもしれないと考えたからでしょう。
- 松岡秀治さん自身が体験した危ない経験としては、木の高い所に登ったとき、目の前にハチの巣があったことです。
日本でのアーボリスト育成や普及のため、今後も松岡秀治さんの活躍を期待したいと思います。