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宮竹貴久(生物学者)と昆虫の関わり、研究成果、新型コロナウィルスについての考え方【日曜日の初耳学】

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8月8日の「日曜日の初耳学」に昆虫学の世界的権威の宮竹貴久さんが出演します。

「ザ・インタビュアー林修」というコーナーで林修さんと対談するんですね。

宮竹貴久さんと昆虫との関わりや研究、新型コロナウィルス対策への考え方について調べてみました。

宮竹貴久さんと昆虫の関わり

出典:https://twitter.com/tmiyataek

宮竹貴久さんは1962年2月22日生まれ、大阪府出身です。

子供の頃から昆虫好きで、いわゆる「昆虫少年」だった宮竹貴久さんは、小学校の卒業文集に「生物学者になりたい」と書いていたんです。

それから、半世紀近く虫と関わってきているということになります。

宮竹貴久さんのように、子供の頃から好きな事ややりたいことがあって、それをずっと続ける生き方は本人にとっては理想的でしょう。

もちろん、宮竹貴久さんは自分の力で道を切り開いていったのですが、家族の理解と協力があったのも大きいと思います。

1980年に高槻高等学校を卒業し、琉球大学農学部農学科に入学しました。

そして、卒業論文を書くために、昆虫学研究室に1982年度から1983年度にかけて在籍することになったのです。

このときから、宮竹貴久さんの長い昆虫研究が始まったわけです。

1986年に 琉球大学大学院農学研究科昆虫学専攻修士課程を修了し、1987年に沖縄県庁の職員として就職し、公務員となりました。

宮竹貴久さんのすごいところは、いかにして虫の研究を続けることができるか、ということに生活のほぼ全てをかけてきたということです。

公務員となっても、研究できる職場に異動できなかった場合にはいつでも公務員を辞められるよう、常に辞表を懐に入れて出勤していたそうです。

1990年、念願かなって沖縄県農業試験場の研究員となりました。

この職場では、数年間ほぼ毎晩、ハエのオスとメスがいつ交尾するのかを観察するのが仕事だったそうです。

本当はかっこいい甲虫を観察したかったらしいのですが、害虫駆除の研究に携わっていたので、観察したのはハエだったんですね。

以来、現在に至るまで宮竹貴久さんは相変わらず虫の交尾の研究を続けているんです。

本当に一人の研究者にとって、人間の一生は短すぎるのかもしれませんね。

宮竹貴久さんの研究成果

宮竹貴久さんの長年の研究活動の成果はあまりにも多いのですが、その中で初期の成果として大きいのが、沖縄県の農業試験場で課題となった「ウリミバエの根絶作戦」におけるハエの交尾の観察から得られた知見です。

沖縄に生息していたウリミバエの幼虫は野菜や果物を食べてしまう害虫でした。

沖縄の本土復帰が決まると、農林省(現・農林水産省)は米国で実績のあった「不妊虫放飼法」(不妊化法)という害虫根絶方法を沖縄のウリミバエに試すことにしたんです。

虫のオスを大量に増やして不妊化し、野生のメスと交尾させると不妊オスと交尾したメスは子供を残せなくなります。

毎世代、大量の不妊オスを放つことで、根絶に至らせるという方法なんです。

結果的に、沖縄県における「ウリミバエの根絶」には成功し、沖縄県の野菜や果物を全国に届けることが可能になったわけです。

宮竹貴久さんの新型コロナウィルスについての考え方

ウリミバエを沖縄から駆逐できたことから学んだ大切なことは、「敵を根絶するには大量の不妊オスで一気にメスを囲い込み、即時に1匹残らず駆逐してしまわなければならない」ということです。

野生メスに不妊オスとの交尾を避ける(不妊オスを選ばせる)時間的ゆとりを与えると、反撃されて作戦は失敗するんです。

新型コロナウィルスもハエと同じ生物なので、常に変異し続けています。

変異したウィルスのほとんどはワクチンによって感染できなくなるでしょう。

しかし、ワクチンによる防御を破る仕組みを持ったウィルスが現れると、その変異ウィルスはワクチン接種が進まない地域において、ウィルスの大半を占めるように進化してしまうと考えられます。

ですので、ワクチンは、その地域での感染源に一気にできる限り多くの人に接種して、感染源をなくすことが大切なんです。

従って、宮竹貴久さんは、ワクチン接種を先送りしてしまうやり方は生物学的に正しくないと考えています。

まとめ

  • 宮竹貴久さんは小学校時代から生物学者になりたいと思い、それから半世紀近く虫と関わる研究を続けています。
  • 宮竹貴久さんは沖縄での「ウリミバエの根絶作戦」のため、ハエの交尾の観察から多くの知見を得ました。
  • 宮竹貴久さんは、新型コロナウィルス根絶のためには、ワクチンはその地域での感染源に一気にできる限り多くの人に接種して、感染源をなくすことが生物学的に正しいと考えています。

 

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