こんにちは、ポワロです。
11月16日のNHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」に大草直子(おおくさ なおこ)さんが出演します。
大草直子さんはスタイリスト、エディター等の仕事で長年活躍されていますが、他の同業者達と何が違うのか、どう差別化しているのかが気になりました。
今回は、大草直子さんの仕事のスタイルや経歴と家族などについて調べてみました。
大草直子さんが理論派スタイリストと言われる理由
そもそもスタイリストとはどういう仕事かといえば、主に次の2種類のようです。
1つ目は、ファッション業界で、モデルや芸能人、俳優等の表舞台で活躍する人達のファッションコーディネートを担当する仕事です。
活躍する場としては、テレビ業界、ファッション雑誌を中心とする雑誌製作、映画撮影、CMやポスターなどの広告づくりなどがあります。
2つ目としては、ファッション業界以外で働くスタイリストで、代表的なものとして美容院で働くスタイリストがあります。
美容院で働くスタイリストは実力や人気が上がってくれば、「トップスタイリスト」や「マネージャー」と呼ばれるようになります。
ファッション業界でも美容院でもスタイリストは実力で勝負することができる仕事といえるでしょう。
大草直子さんはファッション業界でスタイリストや雑誌製作などの仕事に携わってきました。
大草直子さんが理論派スタイリストと呼ばれている理由は、2009年11月に出版した「おしゃれの手抜き」と2011年3月の「おしゃれの練習帖」という2冊の著書によるものだと考えられます。
最初の著書である「理論派スタイリストが伝授 おしゃれの手抜き」では、自らがスタイリストとして経験したことを何とかルール化(法則化)して伝えようとしています。
大草直子さんは、仕事でさまざまな素材や色やデザインに触れることによって、ファッションというものには、成功するための理論(セオリー)があるという考えが自分の中でできあがったのです。
それを伝えたいとずっと思い続けてきたことを1冊目の著書で書くことにしたのですね。
読者が自分の場合に置き換えられるように、あえて写真や画像に頼らずにほとんどの法則を文章で説明しているのも特徴です。
そして、理論的でわかりやすい説明をするところが、他のスタイリストと違う大草直子さんの特徴だと思います。
2冊目の「理論派スタイリストが伝授 おしゃれの練習帖」では、1冊目よりも時系列で長いスパンで考えたら見えてきたいろいろなルールについてまとめています。
おしゃれは楽しいものでなければならないという考えから、読者がワクワクできるためのヒントになるようなことを書いています。
例えば、無駄のないワードローブの作り方として、季節ごと、アイテムごとに系統立てて説明しているのがわかりやすいと思います。
ワードローブ(Wardrobe) とはもともと洋服ダンスのことですが、ファッション用語ではその人の持っている衣装全体や衣装の組合せを指します。
大草直子さんの人気の秘密
雑誌の記事ではどうしてもページ数の制限があって書けない、おしゃれに対する考え方の土台を理論的にわかりやすく伝える著書が好評だったので、考え方を参考にする人が多く表れたのだと思います。
体型や年齢も考慮しておしゃれを楽しむとか、ベースはボトムを基本にするとか、男の私から見ても勉強になりますね。
そして、雑誌記事やテレビ等のメディアでのトークなどによって、ファンを増やしていったのではないでしょうか。
また、大草直子さんは雑誌等で自らの家族や自宅、経歴などについても個人ブログ並みに紹介していたりしますので、親しみを感じてもらえるような努力をされているのかなとも思います。
ただ、人によっては自分の生活ぶりを自慢しているように受け止められてしまうかもしれません。
それでも、大草直子さんは自分の歩んできた道や考え方を紹介することで、勇気づけられたり、あこがれを持つ人がいれば良い、と考えているのではないでしょうか。
大草直子さんの経歴や家族
大草直子さんは銀行員のお父さんと専業主婦のお母さんの長女として、1972年東京の神楽坂に生まれました。
3歳下の妹、そして5歳下の弟がいる5人家族でした。
有名大学付属小学校に入学し、恵まれた家庭環境と「選抜された」子供たちとの学校生活が始まりました。
勉強は苦手でしたが、足が速く、明るく活発だったそうです。
子供の頃からおしゃれが大好きだった大草直子さんですが、編集者になるのが中学生からの夢だったといいます。
大草直子さんは、当時女性が出版社に入りやすい大学で、家からも近かった立教大学に入学し、就職活動で自分の強みを作るためにサークル活動をしたり、マスコミセミナーにも通っていました。
入念に就職準備をしてきた大草直子さんですが、婦人画報社には最終面接で落とされてしまい、就職浪人を覚悟していたところ、追加募集がかかり最後の最後ですべりこんだというのがキャリアのスタートだったのです。
雑誌社で5年程働き、サルサダンスに夢中になった大草直子さんは27歳で会社を辞めて南米に旅立ってしまいました。
半年ほどして帰国した大草直子さんは婚約者と結婚し、28歳で第一子を産みます。
そして、フリーランスとしてのキャリアをスタートし、雑誌等の仕事を何でも引き受けるようになったのです。
単身赴任中だった夫とは30歳で離婚。
今のベネズエラ人の夫と32歳で再婚し、長男を出産。
38歳で次女を出産しています。
仕事では雑誌での活躍とともに、37歳で初めての著書を出版し、10万部近くの大ヒットとなりました。
38歳のときに雑誌編集長に頼まれて始めたブログ連載をきっかけに、ネットでの仕事が飛躍的に増えるようになり、超多忙な30代を過ごすことになりました。
40代になった大草直子さんは、おしゃれもキャリアも60歳をピークに持って行くべきかなと思っているそうです。
まとめ
今回は、人気スタイリスト、エディターの大草直子さんについて調べてみました。
大草直子さんは変化を好む人生を歩んできており、これからも色々な転機が訪れるのではないでしょうか。
そして、おしゃれもキャリアも60歳、いや70歳を目指して進んで行かれるのでしょうが、今後のますますの活躍に注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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