こんにちは、ポワロです。
1月29日のTBS「バース・デイ」に北京オリンピック2022 スノーボード代表の竹内智香(たけうち ともか)さんが出演します。
竹内智香さんは、スノーボードで日本女子最多となる6度目のオリンピック出場で、2014年のソチ五輪では銀メダルを獲得しています。
今回は北京オリンピック2022でメダルを狙う竹内智香さんが愛用しているこだわりのスノーボードのメーカーについて気になり、調べてみました。
北京オリンピック2022代表竹内智香選手のスノーボードのメーカーは?
竹内智香選手は北京オリンピックでスノーボードのパラレル大回転女子に出場します。
竹内智香選手が使用しているスノーボードのメーカー(ブランド)はブラックパール(BLACK PEARL)です。
BLACK PEARLはもともとスイスで生まれたのですが、現在では日本の北海道旭川市に拠点を置くBLACK PEARL JAPANが製造販売しています。
ブラックパールのスノーボードは五輪メダリストであるSimon Schoch(シモン ショッホ)
、Philipp Schoch(フィリップ ショッホ)と竹内智香選手が3人で開発を続けているという珍しいものです。
他のメーカーでは、選手がアドバイスを行ってメーカーが用具を開発するというスタイルなのですが、ブラックパールは世界トップクラスの選手が技術者でもあるという点がユニークなんです。
シモン ショッホはトリノ五輪の銀メダリスト、フィリップ ショッホはソルトレークシティ五輪とトリノ五輪の金メダリスト、竹内智香選手はソチ五輪の銀メダリストですから、すごいですね!
ブラックパールの歴史を見ていきます。
2007年にスイスのシモン ショッホ、フィリップ ショッホらによってBLACK PEARLの開発・製作が開始されました。
2008年にはスイスチームに帯同していた竹内智香選手が加わって、女子モデルの開発・製作を行うようになりました。
2009年、2010年に日本で試乗会イベント(BLACK PEAR CAMP)を開催しました。
2010年に、日本のACT GEARと提携して日本に製作拠点を移しました。
ACT GEARは新潟県にあるメーカーですが、生産性よりも性能面を重視するという企業理念を持っています。
ブラックパールの「選手であり、開発者、製作者である」というスタンスを受け入れてくれる環境として、日本のACT GEARと提携することが望ましいという判断をしたのだと思います。
竹内智香選手がブラックパールのスノーボードを使う理由
竹内智香選手がブラックパールのスノーボードを使う理由は、自らも開発を行っていることももちろんですが、その目的は「強い板」「勝てる板」を作り出すことです。
選手である自分自身がオリンピックや世界大会で勝つために、より良い板を作り出し、そしてそれを使うことで結果を出していこうとしているのだと思います。
世界のトップを目指す竹内智香選手にとっては、トレーニングとともに用具の開発も重要な仕事なのです。
選手経験から雪上で板に要求される特性を知り抜いている竹内智香さんが、自ら直接板に反映させ、評価テストもできてしまうのですから、勝つためには最善の方法と考えているのではないでしょうか。
竹内智香選手の経歴や世界で勝つためのこだわり
竹内智香選手は1983年12月21日、北海道旭川市生まれ。
小学生の時から、オリンピック出場を夢見ていました。
1998年の長野オリンピックをきっかけに、本格的にスノーボード競技を始めました。
クラーク記念国際高校在学中の2002年にソルトレークシティ五輪に出場。
2006年トリノ五輪では9位。
2007年にはヨーロッパでの練習参加のため、スイスナショナルチームに入りました。
スイスを選んだ理由は、一年中いつでも滑れるし、世界トップクラスの滑りと考え方を体感しながら練習できることだったそうです。
世界で勝つためのこだわりが感じられますね!
このときのスイスでの活動の縁で、ショッホ兄弟とともにBLACKPEARLというスノーボードを開発するようになりました。
2009年世界選手権4位
2010年バンクーバー五輪13位
2014年ソチ五輪2位
2018年平昌五輪5位
2年半の休養から復帰し、2021年世界選手権では7位でした。
まとめ
今回は、スノーボードの竹内智香選手が使用しているスノーボードのメーカーやそのこだわりの理由について調べてみました。
北京オリンピックは竹内智香選手にとって6度目で、最後のオリンピックとなると思われます。
これまでで最高の金メダル獲得が実現できることを期待したいと思います。
しかし、結果はどうであれ、竹内智香選手がこれまで続けてきたスノーボード選手やボード開発者としての努力は素晴らしいものであり、称賛に価すると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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