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アナログレコードを聴く音楽ファンが増えている理由は?音や手間暇や見た目に癒される

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こんにちは、ポワロです。

最近アナログのレコード盤を聴く音楽ファンが増えているそうです。

デジタル音源ではスマホでも簡単に音楽が聴けるのに、レコード盤を取り出してターンテーブルに乗せて、パチパチという出だしの雑音を拾いながらやっと曲が始まるという面倒くさい作業を何故しなければならないのか、と思う人もいるでしょう。

なぜ手間暇のかかるアナログレコードを聴くことが流行っているのか、気になったので調べてみました。

アナログレコードを聴く音楽ファンが増えている理由

1980年頃までは音楽メディアとしてレコード、カセットテープを聴くことが普通でした。

1980年代後半からCDが普及するようになり、日本国内では1998年にCD販売のピークを迎えましたが、その後は減少し続けています。

一方、日本のレコードの生産枚数は、1970年代に年間2億枚だったのが、2009年には年間10万枚と激減しましたが、その後増え始め2019年には年間122万枚に達しています。

還暦を過ぎたような昔からの音楽ファンが、懐かしくてアナログレコードを買っているのかと思いましたが、それだけで10倍以上にレコードの生産数が増えるとは思えません。

実は、CDが普及した以降に生まれた若い人達にアナログレコードの人気が出ているようなのです。

何故アナログレコードに人気が出ているのか、その主な理由を考えてみました。

(1)アナログレコードの持つ音や見た目に癒される

配信サービスが増加したため、音楽や動画を配信で楽しむ若い人が多いと思います。

確かに配信音楽をスマホ等で楽しむのは、便利なのですが、心の安らぎや癒しを与えてくれるという要素は少ないと思います。

若い人にとってはアナログレコード自体が新鮮であり、デジタル機器に慣れた生活の息抜きに聴く人が増えているのではないかと考えられます。

(2)アナログレコードは手間暇がかかること自体が魅力

アナログレコードは、音楽を再生して楽しむための一つの手段に過ぎません。

しかし、オーディオ評論家の故長岡鉄男さんが残した「手段が目的化することを趣味という。」という名言にあるように、アナログレコードは手間暇がかかることが逆に趣味として魅力があるということになるのです。

(3)アナログレコードはモノとして所有したいと思わせる

デジタル音源を配信で聴くようになると、未知の楽曲に触れる機会が多くなりますが、その中で特に気に入ったものについてモノとして持っていたい、という気持ちになることがあると思います。

そのようなときに、アナログレコードはジャケットの大きさやデザインの魅力もあって、所有したいという気持ちになりやすいのではないでしょうか。

アナログレコードの音や見た目に癒される理由

アナログレコードに癒される理由について、見ていきたいと思います。

●音の魅力

アナログレコードはCD等のデジタル機器での再生に比べると、再生時の信号の処理がアナログでシンプルになっています。

そのため、デジタル機器のように機器が発生するノイズやクロックの精度、信号処理に伴う誤差等の影響を受けにくく、ダイレクトで新鮮な響きがすることが魅力です。

ただし、アナログレコードを再生するためのプレーヤー、カートリッジ、フォノイコライザー、アンプ等の機器にある程度のグレードのものを使わないと、その良さが十分生かされないという点に注意が必要です。

●音楽再生動作そのものに味がある

ジャケットからレコード盤を取り出して、ターンテーブルの上に載せ、針をセットしてレコード盤を回すという一連の動作自体、手間ではあるのですが、自分で音を出すという手作り感のような味わいがあるのではないでしょうか。

●視覚的にも楽しめる

レコード盤に刻まれた音溝から音の形が想像できたり、回転する円盤や針の動きを目で見ながら音楽を聴くことで、他のメディアに比べて音楽再生自体を視覚的にも楽しめるという特長があると思います。

アナログレコードは手間暇がかかることが魅力

アナログレコードを再生すること自体が趣味として目的化してしまうと、奥深い世界に入ることができます。

こだわり出すときりがないのですが、それが趣味としては非常に魅力的なのです。

いくつかの例を挙げてみます。

・レコードプレーヤーのターンテーブルをダイレクトドライブベルトドライブのどちらにするか
ターンテーブルシートスタビライザーをどうするか
・レコード盤の静電気によるゴミの付着静電気そのものの対策をどうするか
トーンアームはストレート・タイプとS字タイプのどちらにするか
カートリッジは何を選ぶのか
フォノイコライザー昇圧トランスの選択
・レコードプレーヤーからの出力をバランス出力にするかどうか
・レコードプレーヤー自体の設置場所や振動対策

上記いずれのテーマも、追及していくと再生される音が変化しますので、自分の好みに合わせてチューニングしていくことができるのが魅力ですね。

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アナログレコードはモノとして所有したいと思わせる

アナログレコードのジャケットはCDに比べると大きくて、そのデザインを見たり、展示したりするだけでも価値があると思えます。

ですので、楽曲をデジタルファイルとしてダウンロードしたり、配信サービスで聴いたりするのに比べると、モノとして所有したいと思わせてくれます。

そのように、モノとして所有するということが進んでくると、レコードを収集すること自体が目的化してしまう人も出てくるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、アナログレコードを聴く音楽ファンが増えている理由について調べてみました。

デジタル機器に囲まれて生活している現在では、アナログレコードはかえって新しさを感じさせ、癒しをもたらす存在になっているのではないでしょうか。

私自身も昔購入したアナログレコードを多数所有しているのですが、数年前にレコードプレーヤーを手放しましたので、現在聴くことができません。

最近は新しいレコードプレーヤーも発売されてきていますので、もう一度アナログレコードを聴ける状態にすることも検討しても良いかなと思っています。

ただ、これまでに聴いたことのない音源については、ストリーミングによる配信に期待しています。

デジタルの再生環境でもCDが登場した1980年代頃に比べれば、音質は格段に向上しています。

アナログレコードで音質を追求していくと、機器にお金もかかりますので、デジタル環境で高音質を追求することは継続していきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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