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なぜバックロードホーンスピーカーはコストパフォーマンスが良いのか?

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バックロードホーン方式とは

スピーカーユニットから出た音波は前方だけでなく、後方にも広がります。

スピーカーユニットを裸の状態で鳴らすと前方に広がった音波が後方から回り込んだ音波と打ち消しあったり、強めあったりしますが、高い音と低い音では波長が違い、特に低音のほうが影響が大きくなります。

これを避けるために、スピーカーユニットを裸で使用するのではなく、箱に取り付けることにより、後方の音波の前方への回り込みを防ぎます。この箱のことをエンクロージャーといいます。

スピーカーのエンクロージャーの方式として、主なものは密閉型バスレフ型があります。
メーカー製のスピーカーはほとんどがバスレフ型か密閉型です。

バックロードホーン型は密閉型やバスレフ型と同じようにエンクロージャの方式の1つです。

バックロードホーンはスピーカーの背面から出る音波をホーンで増強するタイプのエンクロージャです。

このホーンをまっすぐ伸ばしてしまうと、スピーカーの背面側に大きなスペースが必要になります。

そこで、このホーンの部分を折り曲げた構造にすることで、四角いエンクロージャの中に収めるようにしたものがバックロードホーン方式のエンクロージャと呼ばれます。

 

バックロードホーンの長所

バックロードホーンはエンクロージャー内にホーンロードを作ることにより、スピーカー背後から前面に回り込みやすい低周波数の音波の回り込みを防ぐとともに低音域の増強が行えるので、比較的小口径のスピーカーユニットを使っても、バスレフ型や密閉型に比べて、十分な低音を再生することができます。

また、小口径のスピーカーユニットを用いることにより、一つのスピーカーユニットで数10Hz~20kHz位までの周波数範囲でかなりフラットな周波数特性が得られますので、複数のユニットを周波数分割するためのネットワークやチャンネルデバイダーが不要となり、シンプルな構成のスピーカーシステムが実現できます。

 

バックロードホーンの短所

エンクロージャー内にホーンロードを作るので、十分に低音を再生できるようにするためには、比較的大きなエンクロージャーが必要になります。

しかし、小口径のスピーカーユニットを使ってトールボーイ型のエンクロージャにすれば、あまり場所を取らずに設置できますね。

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バックロードホーン+小口径スピーカーの優位性

小口径(8cm~10cm)のスピーカーユニットをバックロードホーン形式のエンクロージャに収めたスピーカーはコストパフォーマンスが良いです。

その理由は、

(1)スピーカーユニット1個で低音から高音まで比較的フラットな周波数特性が得られるため、ウーファが要らない。
(2)ウーファを使わないので、ネットワークやチャンネル・デバイダーが不要。
(3)スピーカーユニットが1つだけなので、複数のスピーカーユニットを組み合わせたときに比べて時間軸の揃った自然な音の波形が得られる。

といったことがあげられると思います。

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